生後間もない赤ちゃんは十分な免疫力がついていないため、調乳には安全性の高い水を使用する必要があります。ここでは、その水の選び方や調乳の方法、注意点などについて解説していきたいと思います。

基本的なミルクの調乳について

調乳の方法は使用する水の種類などによって若干異なりますが、基本的な手順は同じです。ここでは最初に、調乳の基本的な手順と調乳に適した水の種類について解説します。

粉ミルクを使用する調乳の方法とは?

粉ミルクを使用した調乳では適切な手順や準備方法を守らないと細菌などが混入することによって、免疫力の低い赤ちゃんの体に悪影響が及ぶ可能性があるため注意しなければなりません。調乳の基本的な手順は以下のとおりです。

ミルクの哺乳瓶

1.まずは消毒

調乳を行う際には、まず手や使用する器具や作業を行う場所の消毒を行います。この際に手の消毒は一般的なハンドソープを使用するだけでなく、アルコール消毒薬なども併用すると効果的です。また、アルコールスプレーを使用して作業を行うテーブルの消毒もこの段階で行ってしまうのがおすすめです。また、赤ちゃんの口に直接触れる哺乳瓶は、使用するごとに消毒を行う必要があり、そのためには哺乳瓶専用の消毒機器を購入すると手間を省くことができます。

沸騰したお湯

2.お湯で粉ミルクを溶かす

消毒が済んだら、粉ミルクを溶かすお湯を準備します。調乳に使用するお湯は煮沸消毒を行うために一度沸騰させる必要がありますが、沸騰した状態のお湯だと粉ミルクに含まれる栄養分が破壊されてしまうことがあるため、一度沸騰させた後冷ましてから調乳を行うようにしてください。ただし粉ミルクの多くは70度以下だと溶けにくいため、それ以上の温度にまで冷やしたお湯を使うようにしましょう。また、粉ミルクとお湯の量は製品のパッケージに書いてある注意書きを参考にしてください。

一方で、粉ミルクをお湯で溶かす際には、最初に半分程度のお湯で粉ミルクを溶かし、その間に残りの半分のお湯の温度を下げ、最終的にすべてを混ぜ合わせると温度調節にかかる手間が少なくなります。

粉ミルクを飲む赤ちゃん

3.量・温度の調整

お湯を沸騰させると蒸発した分の量が減るため、同様に煮沸消毒がされたお湯を追加し、適正量になるよう調整を行ってください。また、温度調整は哺乳瓶の上から冷水をかける形で行います。38度~40度程度にまで冷やしたら赤ちゃんが咥える乳首の部分を取りつけて完成です。一方で温度調整にかかる手間を省くためには調乳ポットなどを使用するのもおすすめです。

調乳に適した水の種類は?

調乳を行う際にはその手順だけでなく、水の種類にも注意しなければなりません。続いては、調乳に適した水の種類について解説します。

グラスに注がれた水

1.調乳には軟水がおすすめ

日本の水道水の殆どが該当する軟水には、水分中に含まれるミネラル分の量を表す「硬度」が特に低いという特徴があります。一方で市販されている粉ミルクの多くは水道水で溶かすことを前提として製造がおこなわれているため、調乳においては軟水が適しているといえます。市販されている粉ミルクの多くが水道水で溶かすことを前提としている理由としては、赤ちゃんが摂取すると下痢などの症状を引き起こす原因となるミネラル分が軟水には少ないという点が挙げられます。

ペットボトルの水

2.硬水はNG

硬度が低い水を軟水と呼ぶのに対し、硬度が高い水を硬水と呼びます。この硬水に該当するのは特に外国産のミネラルウォーターに多く、市販されているペットボトル入りの水を使用して調乳を行う場合は、その硬度をしっかりと確認しなければなりません。また、硬水は赤ちゃんに与えると下痢などの症状を引き起こすため、調乳に使用する水としても適していません。

赤ちゃんにミルクを飲ませる母親

3.純水という選択肢もあり

水の中には「純水」と呼ばれるものも存在します。この純水は高度なろ過機能などを使用した処理が施されていることから、その安全性は非常に高く、それ自体は赤ちゃんに与える水としても適しているといえます。

また、純水は水道水やペットボトル入りの水に比べて状態がすぐに悪くなるというデメリットもあることから、容器入りのものを購入しても、開封後はすぐに消費しなければならず、一回当たりの使用量が少ない調乳には不向きといわざるを得ません。

ミルクに適した水とその使い方

続いては水の種類ごとの調乳の手順や注意点、メリット・デメリットなどについて解説します。

水道水のメリット・デメリットと調乳の手順・注意点とは?

市販されている粉ミルクの多くは、水道水を使用して調乳が行われることを前提として開発がされています。しかしながら、水道水を使用して調乳をする際には、そのメリット・デメリットおよび、手順・注意点についても知っておかなくてはなりません。

蛇口

1.水道水のメリット・デメリット

上述のとおり水道水は軟水に該当することから調乳に使用する水としても適しています。また、水道水はペットボトル入りの水やウォーターサーバーの水に比べて価格がはるかに安いため、コストパフォーマンスが優れているという点も大きなメリットとなります。

一方で水道水に含まれる塩素はそれ自体が赤ちゃんの体にとって害があるだけでなく、水道水中に含まれる有機物と化合することで発がん性物質を発生させることもあるため、それによる健康被害が赤ちゃんにおよぶ恐れがあるという点は大きなデメリットとなります。

また、最近では水道管の劣化によって水道水の質が悪化することもありますが、このような理由による水質の悪化は見た目だけでは判断することが難しいという点も大きなデメリットといえます。

水道水

2.水道水を使用して調乳をする際の手順・注意点

水道水を使用して調乳を行う基本的な手順は、粉ミルクのパッケージなどにも記載されているとおり、最初に手や器具の消毒を行い、水を沸騰させた後粉ミルクと混ぜ、温度調整を行うといったものとなります。

一方で特に水道水を使用して調乳を行う場合は、塩素を除去するために水道水を一度沸騰させる必要があります。ただし、塩素が除去された状態の水道水は、再度混入した細菌が繁殖しやすい状態にあるため短時間でも傷みやすく、保存には向いていないため、水道水は調乳を行うごとに使用する分だけを沸騰させなければなりません。

調乳で浄水器を使用するメリット・デメリットや選び方、注意点とは?

浄水器で処理を行った水が調乳にも適していることは間違いありませんが、調乳で浄水器を使用するにあたっては、浄水器のメリット・デメリットや選び方などについても知っておく必要があります。

考える女性

1.調乳で浄水器を使用するメリット・デメリット

浄水器にはフィルター(ろ材)が据えられており、それによって不純物が除去される仕組みになっています。このフィルターでは水道水中に含まれる塩素や有機物などを除去できるようになっており、免疫力の低い赤ちゃんのための調乳にも適しているという点は大きなメリットとなります。

一方で浄水器にはさまざまな種類が存在し、製品によって値段や性能が大きく異なることから、特に安いものを選んでしまうと不純物の除去機能の精度が十分でなく、浄水器を使用しているにもかかわらず、水の安全性を十分に高めることができない可能性があるという点はデメリットといえます。そのため、調乳に浄水器を使用するためには、まず浄水器選びの段階で水の十分な安全性を確保できるものを探さなければなりません。

ポット

2.浄水器の選び方

浄水器選びにおいて特に注意したいのがフィルターに使用されている素材です。浄水器に搭載された不純物の除去性能はこの素材によって大きく左右され、安価なものを選んでしまうと水の十分な安全性を確保できないだけでなく、すぐにフィルターを交換しなければならないといった不利益が生じることもあります。一方で逆浸透膜(RO膜)などの特に高性能な素材をフィルターとして使用した浄水器の場合、若干値は張るものの、その性能は特に優れており、調乳に使用する浄水器としても最適です。

ミルクの哺乳瓶

3.浄水器を通した水で調乳を行う際の手順・注意点

浄水器を使用して生成した水は、塩素の含有量が大幅に減少しているため、特に高性能な浄水器であれば、煮沸消毒を行わず、ポットなどでミルクを溶かすことができる70度程度まで加熱し、調乳に使用することも可能です。ただし、安価な浄水器の場合は念のため煮沸消毒を行ってから調乳・温度調整をするという手順が推奨されます。

また、浄水器の場合も塩素が除去された水道水は、細菌が繁殖しやすい状態になっており、再度細菌が混入してしまうとすぐに状態が悪くなってしまうため、冷蔵保存などはせず、調乳をする際はその都度使用する分だけを用意するようにしてください。

調乳にミネラルウォーターを使用する際に覚えておきたい注意点

ミネラルウォーターの中には赤ちゃんにとって有害であるものも存在することから、その使用にあたってはメリット・デメリット、選び方、調乳の手順・注意点について知っておかなければなりません。

ミネラルウォーター

1.調乳にミネラルウォーターを使用するメリット・デメリット

ミネラルウォーターは、水道水に比べて安全性が高いというメリットがあります。これはミネラルウォーターの多くがメーカーで決めた特定の採水地のみで汲み上げられ、適切な処理が行われているためであり、その品質の高さはミネラルウォーターが特に飲み水の品質を気にする人の多くが使用するウォーターサーバーなどで使用されることが多いことからも分かります。

一方でミネラルウォーターは、その名のとおりミネラル分が多く含まれているため、赤ちゃんが摂取すると下痢などの症状を引き起こす恐れがあり、特に注意が必要です。

赤ちゃんと母親

2.ミネラルウォーターの選び方

調乳に使用するミネラルウォーターはミネラル分の含有量を基準に選ぶのがおすすめです。
このミネラル分の含有量は硬度によって判断することができ、硬度が1L当たり120mg/以上の水は「硬水」、それ以下のものは「軟水」と呼びます。このうち軟水は赤ちゃんが飲んでも問題ないとされているため、調乳に使用するミネラルウォーターを選ぶ際には軟水であることを確認する必要があります。一方で輸入物のミネラルウォーターの中には硬水のものが多いため、そのような水は避けるべきです。

哺乳瓶でミルクを飲む赤ちゃん

3.ミネラルウォーターで調乳を行う手順・注意点

ミネラルウォーターを使用して調乳を行う手順もまた、基本的には水道水を使用する場合と同様です。ただし、水道水の場合は煮沸消毒をする必要がありますが、ミネラルウォーターの場合は既に各種処理が行われた安全性の高い状態になっていることから、そのまま調乳を行ってしまっても問題ありません。

ただし、塩素などが含まれないミネラルウォーターの場合も一度細菌が混入してしまうとすぐに繁殖してしまうため、使い切りやすい500mlの小さなペットボトルに入ったものがおすすめです。

調乳にはウォーターサーバーを利用するのがおすすめ!

最後に天然水やミネラルウォーター、RO水などの安全性の高い水が使用されているウォーターサーバーを使用した調乳におけるメリット・デメリットや、ウォーターサーバーの選び方、ウォーターサーバーを使用した調乳の手順・注意点について解説します。

ウォーターサーバー

1.ウォーターサーバーを調乳に使用するメリット・デメリット

ウォーターサーバーの中でもボトル型ウォーターサーバーは、上述のとおり安全性の高い天然水やミネラルウォーター、RO水などの水を使用しています。これらの水は不純物が含まれていないことから、煮沸消毒などの手間を省くことができるという点で大きなメリットがあります。

その一方でウォーターサーバーの場合もミネラルウォーターを使用することが多いため、それが硬水に該当しないか注意をしなければならないという点は大きなデメリットとなります。ただし、国内業者のウォーターサーバーが取り扱うミネラルウォーターの多くは国産の軟水であることが多いため、過度に心配する必要はありません。

作業員の男性

2.ウォーターサーバーの選び方

上述のとおり、ミネラルウォーターの中でも特に硬水に該当するものは赤ちゃんにとって有害であることから、ウォーターサーバーを選ぶ際には使用されている水が硬水でないことを確認する必要があります。

また、ウォーターサーバーを使用して調乳を行う際には、サーバーの衛生状態にも注意が必要であるため、ウォーターサーバー自体に内部の自動清掃機能が搭載されているだけでなく、業者スタッフによる有人メンテナンスなどのサービスが付加されていることも重視して選ぶのがおすすめです。

手洗い

3.ウォーターサーバーを使用した調乳の手順・注意点

ウォーターサーバーで使用されている水は基本的に不純物などの除去が行われているため、そのまま調乳に使用して問題ありません。そのため、ウォーターサーバーを利用した調乳もまた、最初に器具と手の消毒を行い、70度程度にまで加熱したお湯を粉ミルクと混ぜ、温度調整を行うといったものが基本的な手順となります。

一方でウォーターサーバーの給水口は細菌やカビが繁殖しやすい状態になっているため、調乳を行う際には哺乳瓶や調乳を行う人の手だけでなく、この給水口に関しても同様に消毒を行うようにしてください。

まとめ

ウォーターサーバーの水は、硬水に該当する一部ミネラルウォーターを除けば赤ちゃんにとっても非常に安全性が高いだけでなく、調乳を行う方にとってはその手間を大幅に省くことができるというメリットがあるため、特におすすめです。

おすすめのウォーターサーバーとは?

親子

水道水は塩素などが入っているため、水本来の味を楽しむことはできません。赤ちゃんがいる家庭では、夜に赤ちゃんがミルクを欲しがったときは水道水を使う場合はお湯を沸かす必要があります。そこでおすすめなのがウォーターサーバーの活用です。なかでも自宅でいつでも高品質なおいしい水を飲めるCoolQoo(クールクー)がおすすめです。

CoolQooは水道直結型なので、従来のような思いボトルをセットする必要はありませんし、ボトル自体が存在しないので交換する手間やそれを運搬する人件費もかかりません。これまでのウォーターサーバーの常識を覆す次世代のウォーターサーバーなのです。

また、CoolQooは一度設置してしまえば本体のリース代のみの負担で済み、そのほかの変動費はかかりません。さらに自動洗浄機能によりいつでも清潔な水を飲むことができるだけでなく、プロのスタッフによる定期的なメンテナンスによって衛生面の不安を解消してくれます。

CoolQooのウォーターサーバーはこちら!

ボトル型ウォーターサーバーおすすめランキング

ここでは、おすすめのボトル型ウォーターサーバーをランキング形式でご紹介します。

1位:フレシャス

フレシャス
初期費用無料※一部条件付き
月額費用サーバー300円(税抜き)~、水925円(税抜き)~
電気代月約330円~950円
メンテナンス代無料
解約金ご契約後またはサーバー交換後、9ヶ月未満でご解約された場合、税込16,200円
9ヶ月経過後、2年未満でご解約された場合、税込9,720円

フレシャスは、軽量パック式で簡単にお水交換ができることが特徴のウォーターサーバーです。

従来のボトル式は重量があり、女性や高齢の方にとってはお水の交換が負担になってしまう一面がありましたが、フレシャスであればそういった心配はありません。

また、グッドデザイン賞を受賞しており、インテリア性が高い点も人気のポイントです。自宅にウォーターサーバーを設置したいけれど置き場所に余裕がない、という方は少なくありませんが、小さな卓上型タイプもラインナップされているので、置き場所を選ばないのも魅力となっています。

天然水も富士・朝霧高原・木曽の3種類が用意されており、それぞれ味や成分量に違いがあるので、好みに合わせて選ぶことができます。

2位:コスモウォーター

コスモウォーター
初期費用無料
月額費用1,900円(税込2,052円)※水12L
電気代約465円
メンテナンス代定期メンテナンス不要
解約金規定利用期間(2年)満了前に解約もしくは交換を希望される場合、解約に9,000円(税込9,720円)、交換に5,000円(税込5,400円)

コスモウォーターは汲みたての天然水であることを売りにしていて、採水したばかりの水をボトルに詰め48時間以内に出荷をしてくれます。

採水敷地内の地下深くから毎日汲み上げているので新鮮であり、溜めておいた水をボトルに詰めて出荷しているのではないので鮮度が全然違います。

ボトルにも工夫をされていて、密封形となっているため外気に触れづらくいつまでもクリーンな状態を保つことができます。

水の品質の高さは世界も認めていて、モンドセレクション2017年度金賞を受賞、アクアソムリエが美味しい水と認め、天然水の宅配のウォーターサーバー売上ナンバーワンという実績があります。

このように水自体の美味しさと実績の高さが、コスモウォーターの魅力となっています。

3位:アルピナウォーター

アルピナウォーター
初期費用無料
月額費用サーバー572円(税抜き)~、1,050円(税抜き)※水12L
電気代概ね電気ポットをご使用の場合と同程度
メンテナンス代無料
解約金サーバー設置後1年以内にサーバー引上げを行う場合は、4,762円(税別)

アルピナウォーターふたつのサーバーがありどちらにも共通するのが温水・冷水機能が備わっていて80度以上のお湯、10度以下の冷水がすぐ使える機能です。

いつでも温かいお茶やコーヒーを飲むのにも使えますし、新鮮で冷たいお水を飲むのにも便利です。

エコサーバーは機能が充実していて小さな子供がいても安心のダブルチャイルドロック、サーバー内をきれいに保つ自動クリーニング、電気代の節約につながるECOモードが搭載されています。

ボトルサイズは3種類ほど用意されていて、軽量で持ち運びがしやすい8Lのものにスタンダードな12L、たっぷり大容量で水の使用量が多い家庭や事務所の設置に最適な18.9Lの3つがあるので用途に合わせて選ぶことができます。