調乳で浄水器を使用するメリット・デメリットや選び方、注意点とは?

パソコンで浄水器を調べている女性

調乳を行う際に水自体の安全性を高めるために浄水器を使用する方は少なくありません。水道水中に含まれる不純物の除去ができる浄水器で処理を行った水が調乳にも適していることは間違いありませんが、実際にこのような目的で浄水器を使用するにあたっては、浄水器のメリット・デメリットや選び方などについても知っておく必要があります。

調乳で浄水器を使用するメリット・デメリット

単に浄水器といってもその種類は多岐にわたりますが、基本的な構造は水道水が通過する部分にフィルター(ろ材)が据えられており、それによって不純物が除去される仕組みになっています。多くの場合、このフィルターでは水道水中に含まれる塩素や、塩素と化合することで発がん性物質を発生させるともいわれる有機物などを除去できるようになっており、免疫力の低い赤ちゃんのための調乳にも適しているという点は大きなメリットとなります。

一方で浄水器は上述したようにさまざまな種類が存在し、製品によって値段や性能が大きく異なることから、極端に安いものを選んでしまうと不純物の除去機能の精度が十分でなく、浄水器を使用しているにもかかわらず、水の安全性を十分に高めることができない可能性があるという点はデメリットといえます。

そのため、調乳に浄水器を使用するためには、まず浄水器選びの段階で水の十分な安全性を確保できるものを探さなければなりません。

浄水器の選び方

浄水器選びにおいて特に注意したいのがフィルターに使用されている素材です。浄水器に搭載された不純物の除去性能は、この素材によって大きく左右され、安価な活性炭などを使用したものだと、使用を始めた最初のうちは十分な効果がある反面、劣化が早く、すぐに交換をしなければならなくなる可能性もあります。また、活性炭には温水をろ過しようとするとフィルターに溜まっていた不純物が一気に流出し、逆に水道水の状態を悪化させてしまうことがあるため注意しなければなりません。

一方で逆浸透膜(RO膜)などの、特に高性能な素材をフィルターとして使用した浄水器の場合、若干値は張るものの、その性能は特に優れており、調乳に使用する浄水器としても最適です。

このように浄水器を選ぶ際には、値段だけでなく、性能をフィルターの素材から判断し、比較する必要があります。

浄水器を通した水で調乳を行う際の手順・注意点

浄水器を使用して生成した水は、塩素の含有量が大幅に減少しているため、特に高性能な浄水器であれば、煮沸消毒を行わず、ポットなどでミルクを溶かすことができる70度程度まで加熱し、調乳に使用することも可能です。ただし、安価な浄水器の場合は念のため煮沸消毒を行ってから調乳・温度調整をするという手順が推奨されます。

また、浄水器でろ過を行うことで塩素が除去された水道水は、細菌が繁殖しやすい状態になっているため、再度細菌が混入してしまうとすぐに状態が悪くなってしまいます。そのため、冷蔵保存などはせず、調乳をする際は、その都度使用する分だけを用意するようにしてください。